透明性のある営業を (ウエスタンフロンティアヴィレッジ)

1983年1月1日創業、観光客向けとしてはグアムで最初の屋内射撃場です。

社長さんは日本人で、開業時からず〜っと同じ方が経営されています。実は僕は1984年の2月に、月刊コンバットマガジンと週刊プレイボーイの共同取材でお邪魔させていただいたことがあり、その頃は店内にロデオマシーンがあったのを覚えています(挑戦しようとしたら調整中で乗れませんでした)。

ほぼ100%ウォークイン

あれから早40年。僕もいろいろあって、2016年からグアムに居を構えて今に至ります(途中、3年ほどホームレスもやりました)が、1990年代から10年くらい前の話で盛り上がりました。

射撃場の話に戻します。40年以上、グアムを訪れる観光客を見守ってきたわけですが、来店者のほぼ100%が、ウォークインのお客さまとのこと。すなわち、日本を出発前にインターネットで検索して現地の情報をリサーチしてから来店する人は、ほとんどいないとのことでした。「インターネットで見て」というお客さまがいたとしても、グアムに到着してから滞在中にGoogleマップを見て来店されるくらいだそうです。

路面店の集客力ってやっぱすごいんですね!
タモンの一等地ですので、家賃も高そうです。

安心して安全に

なので、事前に銃や弾薬の種類などをネットで比較したり、ツアーの内容を何度も吟味しながら選ぶといった(実弾射撃や銃器に対して)意識が高めのお客さまのためのそれではなく、あくまでも「グアムに来たので何か珍しいものないかな?」といったライトなお客さまのための内容になっているとのことでした。

ちなみに、そういったお客さまに楽しんでいただくためには、「上手く」ではなく初めて手にする銃を「安全に安心して」撃ってもらうことが、最も大切なのです。

ウエスタンフロンティアヴィレッジでは徹底的にそこに注力して、お客さまに射撃を体験していただいています。スタッフ(インストラクター)も全員日本語をネイティブに話しますので、お客さまに繊細なニュアンスを的確に伝えることができます。それってとっても大切ですよね。

そんなお客さま最優先の屋内射撃場ですので、日本人観光客から絶大な信頼を得ているわけです。

新プランを準備中

「今、タモンには5つの屋内射撃場がありますよね。でも料金が明確なのって、ウエスタンフロンティアヴィレッジさんだけなんですよね。他の射撃場でそこを指摘したら、その理由を話してくれたオーナーさんがいました(ブログに書きましたので、興味がある方は是非読んでみてください『初めての実弾射撃』)けど、日本人の常識だと、どんなぼったくりバーでもたとえ読めないくらい小さな文字だったとしても書いてあるじゃないですか、値段とかサイズとか。それもないとやっぱ怖いですよね、もう撃つ前から、、、」

「⚪︎⚪︎⚪︎町とかでもそうだけど、客引きがいるってそういうことだよね」

「グアムでの実弾射撃体験のイメージを、もっと良くしていきたいんです。『グアムに行ったら実弾射撃』みたいな。でもそれって、今までも普通にちゃんと仕事をし続けてこられたウエスタンフロンティアヴィレッジさんからすると、「余計なことをしてくれるな」と怒られるのではないかと、今日は覚悟して参りました」と、思っていたことを正直に伝えました。

「いいじゃない。これまでにも、CQBグアムのスティーブがまだウチで働いてもらっていた頃に、彼に他の射撃場のオーナーを集めてもらって、そこらへんをきちんとしましょうよって話し合いの場をもうけたりしたんだけどね。ダメだったね」

「他の屋内射撃場には申し訳ないですけど、ウエスタンフロンティアヴィレッジさんの一人勝ちですよね」と言うと、「コロナ前までは確かにそうだったけど、コロナのあと、ちょっと変わってきたね」とのこと。島外からの観光客のマジョリティーが変わってきたことに起因しているとか。現在、新しいことをプラン中とのことで、今から公開されるのが楽しみです。

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